【無職の夫が出ていきました】7 「二年前」

こんにちは、カナコです。「無職の夫が出ていきました」7回目です。

「無職の夫が出ていきました」プロローグはこちら
前回6話「つうじない」はこちらからどうぞ!

「無職の夫が出ていきました」7 にねんまえ

突然「離婚してくれ、明後日には出ていくから」と言い放ち、混乱している妻に

「それより腹減った!外食行こうぜ!家族みんなで!」と切り替えるうんこ。

確かに、いつもの喧嘩なら「その話は終わった」と、蒸し返すことなく切り替えて仲直り?していました。

しかし、いつもの喧嘩とは訳が違う。

「家族」を続けるつもりだったから、喧嘩の後も普段通りに過ごした。
しかしもう「家族」に戻ることはない。「普段通り」には、もう絶対に戻らない。

うんこと息子だけを外食に行かせ、やっと一人になれた私は、すぐに実家に電話をかけました。

夫が出ていくからって、メソメソ泣いてなんていられない。

まずは、「住」の確保をせねば。実家にダメと言われたら、母子住宅をさがすつもりでした。今のアパートは家賃が高く、私の収入だけでは住み続けられないので…。

二年前、また夫が無職の時。

この時はすぐに次の仕事を見つけてきたのですが、試用期間でクビ宣告を受けてしまい(本採用はできないと言われた)ので、その場で辞めてきてしまいました。ちゃんと出勤はして、試用期間でクビになるやつって初めて聞いたわ…。

そこから始まった、また先の見えない無職生活。そりゃあ私も態度に出てしまいますよ。

(しかもこの時は傷病手当ももらっておらず、完全に無収入でした)

その時もまた、「出ていく!離婚しようぜ!!」と大騒ぎしだし…。

しかし私は別れる気はなかったので、「離婚したいなら、自分で私の両親に言って来て!」と言いました。

それでは、また次回!

 

 

 







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