【無職の夫が出ていきました】63 「誰かが」いたから
こんにちは、カナコです。「無職の夫が出て行きました」63話です。
「無職の夫が出て行きました」63「誰かが」いたから
夫が出ていき、息子と私だけ初めての翌朝。全く寂しさはなく、むしろおだやかに過ごせました。
「寝てゲームをしている(無職)」夫の姿が見えないだけで、これほど楽になろうとは。
母親である私のする事は夫がいなくなっても同じ。息子を起こし、朝食を取らせ、水筒、給食袋などの準備をして送り出す。「いつも通り」送り出すと、家に残るのは私一人…。
「誰もいなくなった」アパートに、ひとり。
「誰かといる」事で抑えられていた感情が、一気に噴き出してきました。
動悸が止まらない。涙も止まらない。息をするのも苦しい。
今まで、そばに「誰か」がいたから、平気なふりをして、強がっていられただけなんだ。
自分でも、平気なつもりだった。私は弱くないと思っていたのに。
心では平気なふりをしていても、身体は正直。
「誰がか」いてくれたから、元気なふりをしていられただけなんだ。
「夫が出ていった」「離婚」という事よりも、「これからやる事の多さ」に絶望していました。
誰がやる?私しかいない!私がしっかりしなきゃ!!と、強がっていた。
それでは、また次回!
身体は、悲鳴をあげていたのに。
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