【漫画家になりたかった女の末路】18/20 号泣、そして引退

こんにちは、カナコです。「漫画家になりたかった女の末路」18回目です。

一話目「夢が終わった後」はこちら

前回17話「私の中の何かが壊れた」はこちらからどうぞ!

「漫画家になりたかった女の末路」18 号泣、そして引退

なんでなんでなんでなんで。

なんでわたしがこんなめに。

所詮「金の問題」と言われれば、それまでですが。私はこの漫画(原作者)に過剰な期待をしていたのでしょう。

プロである原作者がつけば、面白い作品になる!それを作画させてもらえる!面白い漫画の作者になれる!!自分は苦労せずに、他人に乗っかろうとしたのです。

連載中、明らかに自分でも「面白くない」とわかっていました。

遠慮ない意見をくれる実兄や、匿名のネットではやはりボロクソに評価されていました。

「関係者全員、やる気がなかったのでは」という感想がありましたが、まさしくその通り!と感心しました。関係者として返事を書こうと思いましたが、送信フォームがなくて諦めました(笑)

心を殺して、クソ面白くもない漫画を描いていた日々。

周囲の散々な評価に、

わたしのせいじゃない!私だけのせいじゃ、ない!!!

「作画者」の私だけが「クソ面白くないこの漫画の作者」として名前が残る事になりました。

原作者は使い捨てペンネーム。二度と出てこないし、二度と使わない名前。

もう、どうでもいい。漫画なんて描いてても、楽しい事なんてない。辞めよう。

漫画を描く気力がなくなってしまい、最初に仕事をくれた怖いオッサンの雑誌にも、描けなくなってしまいました。(連載中も、隔月で仕事をくれていました)

「引退します。もう描けません」

と、怖い怖い怖い怖いオッサンに、伝えました。怖いけれど、怖いと思う感情もなくなり、淡々と言えてしまいました。

あれだけ、やりたかった漫画。描きたくて、載りたくて、仕方なかった漫画。

 

それを、自分から、手放した。

お世話になったのに。こんな私にも、仕事をくれたのに。

本当に、ごめんなさい。

 

それでは、また次回!

本当、私の不甲斐なさに腹の立つ内容だとは思いますが、後二回、お付き合いください💦

 

 

 

 

 

 

 







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