【漫画家になりたかった女の末路】19/20 そしてネトゲ廃人へ

こんにちは、カナコです。「漫画家になりたかった女の末路」19回目です。

一話目「夢が終わった後」はこちら

前回18話「号泣、そして引退」はこちらからどうぞ!

「漫画家になりたかった女の末路」19 そしてネトゲ廃人へ

あれだけなりたかった「漫画家」。

「金になり、雑誌に載れる漫画」が描けるなら、なんでも良かった。それを、他人のせいにした上に、自ら手放した。

漫画連載を辞めたので、もうただの無職の女。実家暮らしで、少しは貯金もあったので、急いで働こうとも思わず…。

そんな中、某オンラインゲームに、手を出してしまいました。

初めての「オンライン」ゲーム。同じ「人間」と繋がっている。とても衝撃的で、楽しい世界でした。

「現実世界」を忘れて、のめりこみました。

普通の人なら、学校なり会社なり「現実の自分である時間」があるのですが、「実家暮らしのニート」には「現実逃避する時間」が、果てしなくあったのです。元々、昼夜は逆転していましたし、画面の向こうにはおそらく「同じような」人がたくさんいた事も、ゲームにのめりこんだ理由かもしれません。

まだ、たまに漫画の依頼をもらう事がありました。とてもありがたい、唯一「現実と繋がれる」事だったのに。

現実世界をおろそかにしてゲーム(仮想現実)を優先してしまいました。

折角もらえた仕事。以前なら欲しくて欲しくてたまらなかった漫画の仕事!

それを「早く終わらせてゲームしたい」と、手を抜いて、明らかにひどい物を出してしまいました。

折角仕事をくれたのに、なんてひどい事をしたのか。漫画家としては、最悪ですよね…。

そんなことをして、当然仕事はなくなりました。

期待されなくなったからこそ、何も言われずにフェードアウトされました。

作家は他にもたくさんいる。うまい人も、新しい人も山ほどいる中で、私を使う理由なんて何ひとつないですしね…。

それでは、また次回!

次回、最終回になりますー。

ちなみに、このゲームで旦那と知り合ったんですけどね!(笑)

 

 







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